屋根工事について
屋根は雨や風などから大切なお家を守る為の大切な傘としての役割を担っておりますが
年数が経過するにつれ、老化が進みます。一般的には10年が屋根リフォームの目安です。
適切な処置をしないと外壁や耐震にも影響を及ぼしますし、雨漏りなどの原因になります。
また、雨漏りを放っておくと内部まで水が入り大掛かりな工事になる場合がありますので早めの修理をお薦めします。
漆喰工事
- 鬼巻き漆喰棟と鬼瓦の隙間を漆喰で防水します。最低限これだけは点検した方が良いと思います。漆喰が悪化してヒビが入ったり割れたりしているのを放っておくと、漆喰が剥がれ、瓦がずれて、雨漏りの原因になります。
- 棟下三日月漆喰台風や暴風雨等の横降りの雨の時はここから雨水が入ります。雨水の侵入を防ぐ防水の為に漆喰を塗ります。
漆喰工事の施工手順
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1.既存の漆喰を剥がし取ります。
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2.積土の見える状態にし、掃除をします。
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3.屋根漆喰に寒水石やボンドを混ぜて撹拌します。
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4.補強用の下地材です。
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5.分厚くならないように漆喰を丁寧に塗りつけます。
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6.これで横振りの雨も安心。工事完了です。
手抜き工事(漆喰を塗り重ねたり、分厚く塗りすぎたりして湿気がこもる)などにより、苔が生えたりしっけていたりするのは要注意です。当店では古い漆喰を必ず取り払って、屋根が長持ちするように施工いたします。屋根漆喰は目立たずあまり見栄えがしませんので施主様からすれば決して嬉しい工事ではないかも知れませんが、大事な家を雨から守る大切なメンテナンスです。屋根から漆喰が落ち、土が見え始めるのを放っておくと一日程度の作業で済むお手入れが長引き、大がかりな工事になってしまい、費用も余計にかかってしまいます。築15年くらい過ぎた住宅は一度ご相談ください。無料点検をし、現状をカメラで撮影し、ご説明させていただきます。
谷樋(たにとい)工事
- 谷板(銅板)に穴が空いている場合がほとんどで、それが雨漏りの原因となっています。
また、谷板が錆びたり、コケが生えている場合もメンテナンスが必要です。
谷樋(たにとい)工事の施工手順
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1.錆びて穴が空いた谷樋が雨漏りの原因なので取り替えます。
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2.瓦をどけて古くなってサビた谷樋を撤去します。
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3.古い防水シートを新しい丈夫なものに差し替えます。
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4.防水シートを敷き込みます。
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5.新しい谷樋を設置します。
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6.瓦を戻して施工完了です。
瓦ズレ止めラバー工事
- 地震や台風などによる瓦のずれをラバーで止める(接着する)工事です。これを行うことにより、瓦がかなり長持ちします。
※誤った施工をすると雨水が瓦の下に溜まり、雨漏りや腐食の原因になります。
その他屋根補修工事
- 瓦の割れ、カケを差し替え工事で補修します。
葺き替え工事
- 瓦の劣化やひび割が多い場合は、補修工事をするよりも、葺き替え工事をした方が長い目で見るとトータルコストが下がる場合もあります。また、耐震のことを考えて、瓦からカラーベスト(重い材料から軽い材料)に変更することもありますのでご相談ください。
外壁工事について
毎日雨や風や紫外線から私たちを守ってくれている外壁は、思った以上に劣化が進んでいる場合が多いです。
外壁のコーキングが割れていたり(サイディングやALCなどの場合)、外壁にひびが入って雨が侵入します。放っておくと、大規模な補修が必要になる場合がありますので、早めのメンテナンスが必要です。
塗料のご紹介
フッ素光媒体塗装 最新の塗料で機能面でもシリコン塗料などと同じです。まだ共に高価な塗料です。光触媒塗料は外壁の汚れをきれいにするセルフクリーニングが出来る塗料です。耐久年数は15~17年です。
弾性シリコン塗装
光沢感があり、防汚性も良く、コストパフォーマンスが最も良く、当店ではこの塗料をオススメしております。弾性シリコン塗料で特にセラミック配合のものは耐久性も格段にアップします。
耐久年数は10~15年です
ウレタン塗装 アクリル塗料に比べてワンランクグレードが上がる。特徴は、塗膜に光沢があり、伸縮性があります。最近の外壁塗装でよく使われる材料です。 耐久年数は7~10年です。
アクリル塗装 施工性に優れており、その手軽さから住宅の塗り替えで一番使われています。耐久年数は5~7年です。
当店は、日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研など信用出来るメーカーの材料を使用しています。おすすめの塗料は弾性シリコンです。コストパフォーマンスに優れており、当店では一番人気があり、お薦めしています。
外壁塗装の施工手順(今回の工事の足場は丸太ですが、予算に合わせて変更可能です。)
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1.足場を掛け、塗料が飛ばないようにメッシュシートをかけます。
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2.ドアやサッシなど塗装しない部分を養生します。
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3.高圧洗浄でホコリやコケ、汚れをきれいに落とします。
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4.壁の下地のクラック(ひび)を補修材で補修します。
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5.接着の強度を高めるためにシーラー、プライマーなどを壁に塗布します。
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6.下塗り。
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7.中塗り。
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8.上塗り。
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9.鉄部、木部、雨戸など部位に応じて塗装します。
※ 塗料によって工程が変わります。今回は弾性シリコンの場合の施工例です。
防水について
皆様の住宅の屋上防水や外壁は雨漏りしていませんか?
雨が降ってもまだ家の中まで入ってこないし雨漏りもしていないから大丈夫、 雨漏れがしてから防水工事をしたらいいとお考えではありませんか?雨漏りがしていなくても部屋の中に届くまでに 壁内部に滞留している場合があります。防水工事は大切な家を守るために特に重要なメンテナンスなので早い修理が必要です。
ウレタン防水工事(屋上ベランダ)写真
各種防水工事のご案内
FRP防水工事 FRPとは、ガラス繊維で強化されたプラスチック樹脂のことで、今までにない耐久性と防水性を有しています。そのなかでも軟質FRPは、形状加工に優れているため、船舶やプール、浴室、浴槽など、さまざまな防水用途に利用されています。
ウレタン防水工事
塗膜防水の最大の特徴として、どのような形状の下地にも施工が出来るという事。そのため、駐車場、観覧席、床やバルコニー、公団住宅などに多く採用されております。 ベランダ、屋上、駐車場にも対応できる特性と優れた耐久性を持っている防水工事です。住宅リフォームにはウレタン塗料をお勧めします。
その他防水工事 シート防水工事、アスファルト防水工事など色々な防水工事がありますので予算や現場に合わせて施工します。